【社長通信】生きた人脈とは

生きた人脈とは

「ABC商事のAさんでしょ」とか
「先日もお目にかかってね」
「あー知ってるよ」とか日常会話の中でよく見られる会話である。

よく知ったかの口調でお話されているので、
(特に相手のことを役職で呼ぶわけでもなく“さん”つけされて
いるので、受け手はあたかも近しい方なんだろうと勘違いしてしまう。)

ご紹介してくださいとか、それではご紹介しましょうとか
そんな雰囲気に発展すると、その後のアクションが(私も含めてですが)
大いに見ものである。

とかく経営者の方や、そのポジションに近い方々だと
その場で、携帯から、ちゃちゃっと連絡をとって
次のアクションをすぐに起こす。

しかしながら上滑りの、その場しのぎの会話だけで
言っている方々ですと、いつのまにかそのうち、とかいずれとか
論点がすり替わっていくのが見受けられる。
自分を大きく見せようとしているだけなのである。

お互いが合意をした上での、次の人脈が伴うアクションとなると
できるビジネスパーソンは本当によく知っているので
すぐにアクションが起こせるが、中途半端な人間はアクションは難しい。

行動が伴わない場合はうかつな発言は禁物である。
行動が伴わないのは知っているとは程遠く、まだよくは知らないのと
同じことである。
生きた人脈とはそういうことを言うのだろう。