【社長視点】「営業学」の必要性

今月の週刊ダイヤモンド誌で大変興味深い記事が掲載されていた。

楽天証券経済研究所客員研究員 山崎元氏の記事、
「経済学部、経営学部より、営業学部が必要だ」

昨年のダイヤモンド・オンラインの
ある大学教授と三菱商事の人事部長の対談より、
「大学教育と企業の採用の根本的な問題は、
 大学は専門知識を教える一方、
 企業の仕事は、約8割が営業だということではないか」

山崎氏も、将来、経営者になるのはごく少数、
それよりも、営業マンに必要な知識やスキルを学べる
営業学部の方が、ニーズが高いのではないか。
現実に大学に通う人のニーズは、
よい就職先を得ることと、就職してからの成功を得ること。
しかし、学生たちが社会に出たとき、実際に求められる能力は
営業力にあるのではないかと。

私も同感だが、更に、
経営者や経営層に属する人にも、営業学が必要だと感じる。
また、業界問わず、マーケティング理論を扱う人、開発者、クリエイター等々、
営業力を身に付けている人とそうでない人では、
その後の継続的な成果が全く違うと感じている。

弊社コンサルティング事業へお問い合わせして頂いた企業を比較しても、
同じような商品を扱っているにも関わらず、
ダントツの営業力で同業他社の追随を許さない企業がある。

業種業界問わず、「営業力がある会社」、そして、その営業力の源となる
「社員のやる気が共有できている会社」は、強いの一言だ。

大学には拘らないが、
営業学がこれから社会に出る人たちにとって、必要不可欠であると思う。