【社長通信】視・観・察

人物観察法として論語の「視・観・察」をある方から教えていただいた。
人というのは、本当に奥が深いものです。

孔子が曰く、
一にその人の行為をよく注意して視(み)る。
二にその行為の拠って来たる原因・動機を観(み)る。
三にその人がどんな所に安らぎを求めているかを察(み)る。
この様にすれば、その人の正体はすっかり分かってしまうものだ。
どうして隠せようか」と。

「視」とはその人の行動を観察することで、
いわゆる筋の通った行動をしているかどうかということ。
非常にわかりやすい部分かもしれません。

「観」とはその人の行動の動機を調べることで、
その人がなぜこのような行動をしているか、を知ることが大切。
情熱的に動機・夢を語る人に魅力的な人が多いのには
こういったことによるものなのかなとも思います。
「なんでそんなことしてんの?」ということですね。

「察」とはその人がその行為に満足しているかどうかを知ることで、
その人の終極の目的は何だったのかを考えてみる、とということです。
「じゃあ、将来何になっていたい?」とか
「お金儲けしたあと、何がしたいの」とか

世の中、視・観までで成功しているかのように
見える方は多いと思いますが、察までとなると・・・・

すばらしい教えに感謝です。